こんにちは！株式会社堀内電気のメルマガ担当です！
初めましての方はよろしくお願いいたします！

5月も半ばとなり、夏が近づいてきているのを
肌で感じますね🌞

さて、今回のメルマガは
市場価格調整制度の改定
についてご紹介します！

市場価格調整制度については以前のメルマガでもご紹介しております↓

2024年11月に九州電力から
「需給構造の変化を踏まえた電気料金の見直しを実施します」
というお知らせがありました。

その内容の一部に、
高圧以上の受給契約をされている方は、2025年4月に
・電力料金単価の見直しを行うこと
・市場価格調整について、これまで一定の範囲では
調整を行わないこととしていたが、
今回これを見直し、市場価格の変動について毎月反映させる
と書かれていました。

今回は、2025年4月に見直しされた
市場価格調整制度に注目したいと思います！

市場価格調整制度とは？
九州電力では、自社の発電設備で作った電力以外にも、
日本卸電力取引所（JEPX）から
電力を仕入れて消費者に供給しています。
電力を仕入れる時の価格（市場価格）は
需要と供給のバランスや、世界情勢などでも影響を受けます。

電気料金が据え置きだと、市場価格が高騰した場合に
電力会社に多くの負担が掛かり、
市場価格が下がった場合は電力会社の負担は減りますが、
電力を使用する消費者が恩恵を受けないことになります。
そういった不公平さを無くすために、市場価格の変動に応じて
「市場価格調整額」として消費者から徴収または還元（割引）する
という仕組みです！

見直し後の制度が適用されるタイミングは、
2025年4月以降の九州電力との契約更新後
となります！

それでは、市場価格調整額の算出方法について
どのような改定があったのか見ていきましょう！

2025年4月見直し前は、1か月の平均市場価格が
6.00円以上13.00円以下は調整しない（市場価格調整単価は0円）
となっていました。

▼画像は全て拡大できます▼

2025年4月見直し後は、8.22円を基準に
プラス調整またはマイナス調整をするように変更されます。
「調整しない」という範囲が撤廃され、プラス調整またはマイナス調整の
影響を受けやすい仕組みになったということですね！

プラス調整またはマイナス調整かを判断したあと、
調整係数を掛けることで市場価格調整単価を算出することができます！

市場価格調整単価の計算式は、
プラス調整の場合、
（ 平均市場価格 − 8.22円 ）✕ 調整係数
マイナス調整の場合、
（ 8.22円 − 平均市場価格 ）✕ 調整係数
となります。

調整係数というのは、平均市場価格が1.00円/kWh変動した場合の
電気料金単価への影響額のことです。
2025年5月現在、九州電力では以下の価格となっています。
高圧受電の場合、0.284円/kWh（税込）
特別高圧受電の場合、0.278円/kWh（税込）

2025年4月の見直し前と見直し後の市場価格調整単価を比較すると、
2025年4月見直し後は「調整しない」という範囲が撤廃されたため
価格の変動が大きいのが分かります。

市場価格調整単価は燃料費等調整額に含まれ、
電力会社から購入した電力量 ✕ 燃料費等調整単価
で計算され請求されます。

※燃料費等調整額は以下のものが含まれます※
・燃料費調整単価
・市場価格調整単価
・離島ユニバーサル調整単価

燃料費等調整額がプラスに転じた場合は
電力会社から購入した電力量が増えるほど
請求額も高くなることになりますね💦

電力会社から購入する電力量を抑える為、
節電や、太陽光発電などの発電設備を設置することでも、
電力会社からの買電を減らすことが可能です！

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それでは次回のメルマガもお楽しみに♪